予防について書かせていただきます。
予防については、わかっているつもりでいましたし、そして、以前からやっているつもりでした。でも、なるべく削らない、抜かない、歯のクリーニングをしてむし歯や歯周病の予防をする。
その程度ぐらいの考えでした。
しかし8年ほど前に高橋伸治先生に出会って予防歯科の考えを教えていただき、考えかたが変わり私の医院が大きく躍進するきっかけになりました。
『ヘルスプロモーション型予防歯科』
一言で言うのなら術者主体の予防から来院者主体の予防へということでしょうか。
予防は患者さんが自ら予防をしていこうという気持ちがとても大切なのです。
わたしたちはその手助けをするサポーター。
そこには、本当に笑顔と感謝の飛び交うあたたかい空間があります。これは治療のなかではなかなか経験できないことです。
「健康な人も喜んで来てくれる歯科医院」。というのが、私の医院の合言葉です。
最近は患者さんから、
もっと早く先生に出会っていればよかった。
いつもここにくるのが楽しみです。
ああ、すっきりした、気持ちよかった。
こんな言葉をたくさんいただくようになりました。
もしかしたら患者さんが予防しようと、自ら気づいてくれるのは5年後、10年後かもしれません。
それでもあきらめず、患者さんと共に歩んでいく、いつか気づいてもらえる。
そんな気持ちで日々患者さんと接しています。
予防をしていて、患者さんからだけじゃなく、スタッフからも教えられることも多いです。
私も成長できたし、スタッフも成長していると実感しています。
予防をしていて本当によかったと思います。
『この日本も予防を重視した、医療制度になれば入れ歯や、インプラントに頼らず、生涯にわたって自分の歯でかめるようになる人が増えるのに』
と、つくづく感じます。
人が歯を失う最大の原因は虫歯と歯周病です。虫歯も歯周病も口の中にすむ細菌によって引き起こされる病気です。ところが、痛くなったり見た目でわかる虫歯については多くの方が気をつけていらっしゃいますが、歯周病のこわさについてはあまりご存じない方がほとんどです。
「歯周病は中年からの病気でしょ」「私は虫歯もないし、歯周病なんか関係ない」そんなふうに思っている方が多いのではないでしょうか。
しかし、歯周病は若い世代にも確実に増えておりますし、初期の自覚症状がほとんどないため、歯周病にかかっていても気づかれない方が多いのです。調査によれば、日本人の35〜44歳の85%、45〜54歳の88%が歯周病にかかっているという結果が出ており、歯周病の初期である歯肉炎にはなんと15〜24歳でも約半数の人がかかっているのです。
朝起きたとき口の中がネバついている、歯と歯の間に食べ物がはさまる、といったような症状はありませんか?歯垢や歯石がありませんか?これらはまちがいなく歯周病のサインです。一度チェックをされてみてはいかがでしょうか?
虫歯の原因は、口腔内に常在する球菌(ミュータンス菌)などです。
そして口の中に砂糖が入ってくると、この菌が砂糖をデキストランに変えます。こうしてできたデキストランは、ネバネバして細菌と共にどんどん歯面に付着します。これがプラーク(歯垢)です。プラークの下の歯面では酸による脱灰が起こり、虫歯が始まります。
![]()
歯ブラシやデンタルフロス(糸ようじ)などを使用して噛み合わせの溝や歯と歯茎の境目や歯と歯の間に付着したプラークを除去することが最も重要なことです。
![]()
フッ素は歯の表面を強くして歯を溶かす酸に対して抵抗力をつけます。また脱灰した歯の表層部分の再石灰化も促進させます。キシリトールはミュータンス菌の数を減少させて、歯を溶かす酸の生成を抑制する効果があります。
![]()
栄養のバランスのとれた規則正しい食生活を心がけることが大切です。砂糖を多く含む食品(おやつ類やジュース等)は摂取回数やタイミングに気をつける必要があります。
![]()
虫歯は放置しておくと、治ることはなく徐々に進行していきます。早期発見のため、また予防処置のために年2〜3回は検診されることをお勧めします。
PMTCとは、毎日、隅々まで磨いているつもりでも、どうしても歯ブラシの届きにくい所や汚れがたまりやすい所が出来てしまいます。この部分のクリーニングを歯科衛生士が専門的な機器を使って行うことです。
PMTCには、虫歯予防や歯周病の予防や改善、歯質の強化とともに、歯の着色を除去し、光沢のあるきれいな歯を保つ、などの効果があります。痛みもなく早く終わります。
最近は治療ではなく予防で歯科に通う時代になってきました。つまり『虫歯』『歯周病』をつくらないための『定期的予防通院』の時代です。
歯周病の原因である歯石を、付着してから取るのではなく、付着させないようにするのが一番の予防になります。そこで当クリニックでは、定期的に『PMTC』の受診をおすすめしております。
大人の方はもちろん、お子さまの歯肉炎や虫歯の予防にも最適です。美容院に行く感覚で治療を受けてみてはいかがでしょうか?
お口の中はさっぱりとし、きれいな歯でいつまでも笑顔でいられますよ♪

誰もが抱く想いですね。大切なお子さまたちの歯は、自分自身はもちろんのこと、お母さん、お父さん、そしてわたしたち歯科医、衛生士みんなで守ってあげたいと思うのです。
今や”歯医者さん”は虫歯ができた時にだけ訪れる場所ではありません。
お子さまのお口を健康に育てていきましょう。
フッ素を使って虫歯予防をしながら、お口の健康をサポートしていく、1歳から15歳までの子どもたちを対象にした、3ヶ月に1回の定期検診です。この時期は、人生においてもっともお口の中が変化する時期です。
専門家と一緒にお子さまのお口の健康を守っていきましょう。
フッ素は、科学的に合成されたものではなく、自然界に広く分布している元素のひとつです。地中にも海水にも含まれている自然環境物質です。抗菌効果や歯質強化、歯の再石灰化に大きな効果があり、虫歯になりにくい強い歯にします。
これにより、お子さんの気持ちが、治療が痛いから通いたくないという意識から、歯医者さんに楽しく通えるという意識に変わっていきます。

ウェルカムクラブは、歯周病により歯を喪失していくことを防ぐ、成人を対象とした定期検診です。そして、一生自分の歯で噛んでいただくことを目標としています。日本では痛くなったら治療するという保険制度のため、歯周病治療がほとんどなされていませんでした。なぜなら歯周病の特徴は症状なく進んでしまい、気がついたら歯がゆれたりして、もう抜かなければならなくなっているからです。

